太武朗工房

ガラスに刻むのは「想い」
太武朗とは、フランス語でTableau(タブロー)という「絵画」の意味を持ちあわせています。太武朗工房が作るガラス彫刻の世界は、絵画のように幻想的な世界を表現し、人の心を捉えるような作品を生み出したいと考え、熟練した職人が日々工夫を凝らしています。
ガラスが生まれたのは今から5000年ほど前。メソポタミア時代(紀元前300年頃)にはすでに多種多様な技術が発明されていました。受け継がれて来た技術を継承しながら3つのシリーズ「彫刻硝子」「江戸硝子」「江戸切子」をお届けします。
代表する「彫刻硝子」はオリジナル色被せガラスを一つひとつ手吹きした器へサンドブラストという細かい粒子の砂を吹き付け、鉄線や葡萄などの縁起柄を陰影や質感で表現。Made in Tokyo「江戸硝子」は江戸時代から愛されている小紋柄や浮世絵をモチーフにしたデザインを主軸に独創性の高い作品を。「江戸切子」は1834(天保5年)に江戸大伝馬町のびいどろ屋から始まった日本が誇る伝統工芸品を、経験に裏付けられた技術と新しい感覚をとりまぜてオリジナルデザインで手造りしています。
人々の暮らしに「器」はいつも寄り添っています。
食卓でのグラスやお皿として、また部屋を彩る花瓶やインテリアとして。
過ぎ去りし時代の生み出した物語や、自然がつくりだす心にとめたい景色など、江戸とヨーロッパの技術の融合した世界が、いつもの空間と時間を少し豊かにしてくれることを願っています。